兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれている第96回選抜高校野球大会で、星稜(石川)が30日の準決勝に登場する。午前11時からの第1試合で、健大高崎(群馬)と対戦。石川県勢として初の決勝進出を目指す。 28日の準々決勝を勝ち抜いたばかりの星…

 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれている第96回選抜高校野球大会で、星稜(石川)が30日の準決勝に登場する。午前11時からの第1試合で、健大高崎(群馬)と対戦。石川県勢として初の決勝進出を目指す。

 28日の準々決勝を勝ち抜いたばかりの星稜の選手らは、29日も同市内の野球場に集まった。雨の影響でグラウンドがぬかるみ、練習時間は短かったが、「健大に勝つぞ!」と声を上げながらバットや白球の感触を確かめた。芦硲(あしさこ)晃太主将(3年)は「非常にわくわくしている。絶対勝つぞ、とチームも良い雰囲気」と話した。

 健大高崎とは毎年練習試合をしているという。星稜には能登半島地震の被災地代表としての活躍や、県勢初の選抜優勝の期待がかかるが、山下智将監督(42)は「慌てずに攻めたい。20人全員にいつでも行ける準備をしてもらう」と語った。(小崎瑶太)