第96回選抜高校野球大会で8強入りした山梨学院は準々決勝を翌日に控えた27日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で調整した。 前日の創志学園(岡山)戦で、左手を負傷した平野天斗遊撃手(2年)は練習に姿を見せたものの参加しなかった。この日は…

 第96回選抜高校野球大会で8強入りした山梨学院は準々決勝を翌日に控えた27日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で調整した。

 前日の創志学園(岡山)戦で、左手を負傷した平野天斗遊撃手(2年)は練習に姿を見せたものの参加しなかった。この日は、健大高崎(群馬)戦に備え、右投手を想定した打撃や走塁を入念に練習した。好投が続く桜田隆誠(3年)、津島悠翔(2年)の両投手はキャッチボールやダッシュなどで調整した。

 健大高崎とは昨秋の関東大会の準決勝で対戦し、3―2で勝利している。

 両チームの選抜大会2試合の成績は、山梨学院が11得点、1失点、健大高崎が8得点、無失点。左右2投手の継投で相手打線を抑え、機動力を使って得点につなげるという共通した試合運びで勝ち上がってきた。いずれも投手陣が好調なだけに、先取点の重みが増すことになりそうだ。(三宅範和)