(27日、第96回選抜高校野球大会2回戦 大阪桐蔭4―2神村学園) 3点を追う九回無死二塁、左打席に入った神村学園(鹿児島)の4番正林輝大が意地を見せた。浮いた変化球を強くたたき、左翼線へ。この日3安打目は適時打となった。今大会2試合で9…

 (27日、第96回選抜高校野球大会2回戦 大阪桐蔭4―2神村学園)

 3点を追う九回無死二塁、左打席に入った神村学園(鹿児島)の4番正林輝大が意地を見せた。浮いた変化球を強くたたき、左翼線へ。この日3安打目は適時打となった。今大会2試合で9打数5安打、1本塁打。低反発バットの影響を感じさせない活躍は「自信になった」としつつ、「大阪桐蔭の打者は簡単に三振しないし、差し込まれても外野に飛ばしていた。特に相手4番の振りはすごかった」。昨夏の全国選手権4強にも貢献した強打者は、日本一経験校との差を肌で感じた。

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 ●小田大介監督(神) 「守りのチームなのに、攻める守りができなかった。投手は粘り強く投げてくれた。九回、1点を返して少しは意地を見せられた」