プロ野球の開幕戦を2日後に控えた27日、「タイガース推し」で知られる兵庫県尼崎市の尼崎中央三丁目商店街で、恒例の日本一早いマジック点灯式があった。公式戦の数と同じ「143」がマジックボードに掲げられると、集まったファンらが「六甲おろし」を…

 プロ野球の開幕戦を2日後に控えた27日、「タイガース推し」で知られる兵庫県尼崎市の尼崎中央三丁目商店街で、恒例の日本一早いマジック点灯式があった。公式戦の数と同じ「143」がマジックボードに掲げられると、集まったファンらが「六甲おろし」を合唱。連覇を目指す阪神にエールを送った。

 多くのファンや買い物客らが見守るなか、タレントのタージンさんの司会で点灯式は開始。商店街の名誉応援団長を務める道頓堀プロレスの空牙(くうが)さんが脚立にのぼり、「143」の数字とともに「連覇祈願」の書を掲げた。

 昨年の書は「アレを掴め」。まさにアレをつかんだだけに、今季は「アレンパ」への思いを込めた。

■アレンパ宣言

 マジックボードの数字は、阪神が勝つたびに減らす。表と裏には例年同じ数字を貼り付けていたが、今季、裏側には「アレンパ宣言!」の文字を掲げていく。

 商店街の寺井利一理事長は「常にタイガースを愛し、秋にはまた去年のように優勝セールができるよう応援していきたい」とあいさつ。マジック点灯とともに、早くも優勝セール宣言も飛び出した。(谷辺晃子)