(26日、第96回選抜高校野球大会2回戦 創志学園0-4山梨学院) 甲子園は甘くなかった。創志学園の先発は、秋の公式戦で一度も登板していない明星大翔。門馬敬治監督は「決して奇策ではない」。練習試合で調子の良かった2年生左腕を堂々とマウンドに…

(26日、第96回選抜高校野球大会2回戦 創志学園0-4山梨学院)

 甲子園は甘くなかった。創志学園の先発は、秋の公式戦で一度も登板していない明星大翔。門馬敬治監督は「決して奇策ではない」。練習試合で調子の良かった2年生左腕を堂々とマウンドに送り出した。

 明星は「準備はしてきた。絶対やってやる」。自慢のカーブで緩急をつけ、相手打線を揺さぶるつもりだった。だが、前回王者・山梨学院に甘く入った球をことごとく捉えられ、5長短打で4失点。三回途中で降板した。

 「まだまだだと感じてこの場所を後にできるかどうか」と門馬監督。明星は「(相手打線には)気迫を感じました。抑えたいという気持ちが力みにつながってしまった」と悔しさをかみ締めた。

 ●門馬敬治監督(創) 「相手投手2人の投球にはまり、うまく攻撃の糸口を見つけられなかった。同時に焦りがいろんなミスにつながっていった」