(第96回選抜高校野球大会2回戦 第7日〈26日〉の見どころ。丸数字は試合順)■(1)明豊(大分)―健大高崎(群馬) ともに1回戦で零封勝ち。投手力が高い分、互いの4番打者が鍵になる。 明豊の石田智能(ともよし)は敦賀気比(福井)との1回…

 (第96回選抜高校野球大会2回戦 第7日〈26日〉の見どころ。丸数字は試合順)

■(1)明豊(大分)―健大高崎(群馬)

 ともに1回戦で零封勝ち。投手力が高い分、互いの4番打者が鍵になる。

 明豊の石田智能(ともよし)は敦賀気比(福井)との1回戦で九回に右前へサヨナラ打。昨夏の全国選手権でも適時打を放つなど、勝負強さが光る。走者をためて、石田に回したい。

 健大高崎の箱山遥人も今大会注目の打者。学法石川(福島)との1回戦では試合を決定づける適時打を放った。守っては捕手として素早いバント処理でピンチの芽を摘んでおり、攻守で期待がかかる。

■(2)創志学園(岡山)―山梨学院

 山梨学院は3番河内佑樹、4番梅村団の調子が良い。1回戦は2人で計7度出塁(うち1度は相手の失策)し、得点機を演出した。8番平野天斗も2安打を放っており、下位まで切れ目がない。

 創志学園はエース左腕、山口瑛太が1回戦で14三振を奪い、別海(北海道)を完封。ただ、山梨学院の打線には右打者が8人並ぶため、最速146キロの右腕・中野光琉(みつる)の登板も考えられる。

 先発かリリーフか、中野の起用法がポイントになりそうだ。