第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の2回戦で中央学院(千葉)と戦う宇治山田商(三重県伊勢市)の選手たちは24日、奈良県内にある大学硬式野球部の室内練習場で汗を流した。雨天により日程が延びたことにつ…

 第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の2回戦で中央学院(千葉)と戦う宇治山田商(三重県伊勢市)の選手たちは24日、奈良県内にある大学硬式野球部の室内練習場で汗を流した。雨天により日程が延びたことについて伊藤大惺主将(3年)は「相手の分析や対策に充てられる」と前向きに捉えた。

 室内練習場は、山商の卒業生が今春からこの大学に進学した縁もあって借りられたという。村田治樹監督は「本格的な打撃練習ができて、投手陣が思い切り投げられる環境はありがたい」と謝意を表した。

 選手たちは大阪府内の宿舎周辺で走り込みを済ませてからやってきた。室内練習場で、野手たちは複数のマシンを使ってキレのある変化球や140キロ台の速球に対応した打撃練習に取り組み、投手陣はブルペンで捕手を座らせての投球練習に励んだ。

 宇治山田商―中央学院の試合は、26日の第3試合で予定されている。(菊地洋行)