第96回選抜高校野球大会の大会本部は23日、天候不良のため、予定していた3試合を中止すると発表した。大会日程は1日ずつ順延され、決勝は31日の予定。 この日予定されていたのは、1回戦最後のカードの日本航空石川―常総学院（茨城）と、2回戦の…
第96回選抜高校野球大会の大会本部は23日、天候不良のため、予定していた3試合を中止すると発表した。大会日程は1日ずつ順延され、決勝は31日の予定。
この日予定されていたのは、1回戦最後のカードの日本航空石川―常総学院（茨城）と、2回戦の八戸学院光星（青森）―星稜（石川）、熊本国府―阿南光（徳島）。
八戸学院光星の仲井宗基監督は雨を前向きに受け止めた。「初戦ならじらされるところもあるが、1試合終えているので」。開幕試合に向けて急ピッチでチームを仕上げたこともあり、疲労を抜くために1日でも日程が空くことはありがたいという。「雨の日の過ごし方を経験できることも、選手にとって財産になる」
「やる気にあふれていたんですけど」。星稜（石川）の芦硲（あしさこ）晃太主将は順延を残念がった。同じ県の日本航空石川の直後に試合をする予定。大会前に同校主将の宝田（ほうだ）一慧（いっけい）と「決勝で会おう」と約束したと言い、「勝ち上がってくると思うので、自分たちも負けないように」。投手に力がある八戸学院光星（青森）には、小技と足で立ち向かう。
