大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が解雇された問題で、水原氏と違法賭博の関係をいち早く取材してきたスポーツ専門局ESPNが22日、詳細な時系列を報じた。それによると、水原氏が「大谷選手が借金を肩代わりしてくれた」と取…

 大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が解雇された問題で、水原氏と違法賭博の関係をいち早く取材してきたスポーツ専門局ESPNが22日、詳細な時系列を報じた。それによると、水原氏が「大谷選手が借金を肩代わりしてくれた」と取材に答えてからわずか半日後、大谷選手の広報担当が「水原氏はウソをついていた」と撤回したという。また、大谷選手が通訳として水原氏に頼っていたため、状況が理解できていなかったという見方も示した。

 ESPNによると、この問題は数カ月前に情報を得て、複数の記者が取材してきた。確認作業を進め、米国時間の18日午後(ドジャースが滞在していたソウルは19日未明)、大谷選手の名義で違法賭博の胴元に送金がされていた点などについて、大谷選手の代理人に質問を送ったという。

 約2時間半後、大谷選手側に雇用されたばかりという「危機コミュニケーション広報担当」がESPNに連絡を取った。さらに約3時間後、この広報担当が「水原氏の借金の肩代わりとして大谷選手が払った」と回答。「大きな額を数回送った。送金できる最大額だった」という大谷選手の言葉も伝えたという。