大リーグのドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が解雇された問題で、大リーグ機構(MLB)が22日、調査を開始したと発表した。スター選手と違法賭博をめぐる疑惑が生じているだけに、調査の必要性が指摘されていた。 MLBは声明で、大谷…

 大リーグのドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が解雇された問題で、大リーグ機構(MLB)が22日、調査を開始したと発表した。スター選手と違法賭博をめぐる疑惑が生じているだけに、調査の必要性が指摘されていた。

 MLBは声明で、大谷選手と水原氏に関連する疑惑をメディアから知らされてから、「情報収集を進めてきた」と説明。22日、担当部門が正式な調査を開始したと明らかにした。

 水原氏が違法賭博に関与していた疑いが浮上し、20日に解雇されてから、MLBは静観していた。しかし、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は22日の記事でMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏について「問題がなくなってほしいと願っていれば済むわけではない」と指摘した。ドジャース職員だった水原氏が違法賭博に関与していたとすれば、MLBの規定に違反し、処分はコミッショナーが決めることになっているためだ。