またまた前人未到の大記録に到達だ。武豊騎手が土曜阪神11R・毎日杯(3歳・GIII・芝1800m)のスマートワイス(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)で、史上初のJRA重賞2000回騎乗を達成する。  武豊騎手は87年のデビュー以来、JRA重…

 またまた前人未到の大記録に到達だ。武豊騎手が土曜阪神11R・毎日杯(3歳・GIII・芝1800m)のスマートワイス(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)で、史上初のJRA重賞2000回騎乗を達成する。

 武豊騎手は87年のデビュー以来、JRA重賞で1999戦して、史上最多の359勝を挙げている。その内訳はGIを81勝、GIIを110勝、GIIIを168勝。2位が横山典弘騎手の187勝、3位が岡部幸雄元騎手の165勝だから、他の追随を許していない。

 人気別の成績をみると、半分以上の195勝を1番人気で挙げている。一方、2桁人気での勝利はなし。最も人気がなかったのは14年毎日王冠のエアソミュールの8番人気だ。また、単勝最高配当は97年アンタレスSのエムアイブランの1690円。単勝オッズが20倍以上の馬では316戦し未勝利で22年神戸新聞杯のヤマニンゼストをはじめ、3度の2着が最高となっている。

 JRA通算4500勝にも残り11勝まで迫っているレジェンドは、55歳になっても元気いっぱい。節目の一戦を勝利で飾ることができるか、その手綱捌きを見守りたい。