米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めた水原一平氏が解雇された。大谷選手の韓国のファンコミュニティー会長、李在益(イジェイク)さん(48)が朝日新聞の取材に応じ、違法賭博に関与した疑いが発覚する直前に水原氏と会ったときの様子を語…

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めた水原一平氏が解雇された。大谷選手の韓国のファンコミュニティー会長、李在益(イジェイク)さん(48)が朝日新聞の取材に応じ、違法賭博に関与した疑いが発覚する直前に水原氏と会ったときの様子を語った。

 李さんによると、水原氏と会ったのは、パドレスと対戦した開幕戦の前日の19日午後。ドジャース関係者が宿泊したソウル市内のホテルで、水原氏は1人でしきりに誰かと電話をしていたという。

 李さんから水原氏に声をかけ、韓国のファンコミュニティーの会長であると自己紹介。大谷選手を応援する活動をつづった自著を、「大谷選手に渡して欲しい」と託した。水原氏も「渡します」と応じた。会話を交わしたのは短時間で、2人で記念写真も撮影したが、水原氏は終始、暗い表情だったという。