バスケットボールB1の長崎ヴェルカと佐賀バルーナーズが20日、長崎市で対戦した。激しい競り合いとなったが、長崎は攻守に手堅さを見せる佐賀に後半から流れを奪われ、71―80で惜敗した。今季そろってB1昇格を果たした隣県チームの対決は1勝1敗…

 バスケットボールB1の長崎ヴェルカと佐賀バルーナーズが20日、長崎市で対戦した。激しい競り合いとなったが、長崎は攻守に手堅さを見せる佐賀に後半から流れを奪われ、71―80で惜敗した。今季そろってB1昇格を果たした隣県チームの対決は1勝1敗となった。

 長崎はマット・ボンズやニック・パーキンズが得点を重ね、小針幸也も速さをいかして鋭く切り込みチームを支えた。第2クオーター(Q)を51―47とリードして終えたが、第3Qに得点が停滞したところで佐賀に逆転を許し、逃げ切られた。

 佐賀は角田太輝や相原アレクサンダー学らが躍動。長崎の攻めに粘り強く耐え、第3Qの序盤に3Pシュートを連続して決めて勢いを得た。ヨーリ・チャイルズは24得点を挙げる活躍を見せた。

 長崎の前田健滋朗HCは「オフェンスで停滞したことが大きな敗因の一つ。次はやりかえしたい。試合がどんどん来るので、成長スピードを速くし、チームとしてより良くなって、勝ちをつかみに行きたい」と話した。

 佐賀の宮永雄太HCは長崎との対戦について、「(九州に)これまでにないB1のチーム同士、切磋琢磨(せっさたくま)していきたい。僕らも改善すべき点は多々あるので、しっかりと刺激しあいながらやっていきたい」と語った。(寿柳聡)