【MLB】パドレス2-5ドジャース(3月20日/ソウル) やはり大谷翔平は明らかにパワーアップしていた。「2番・DH」でスタメン出場し、5打数2安打1打点1盗塁と躍動、チームの勝利に貢献した。第2打席にはパドレス・ダルビッシュ有投手から今季…

【MLB】パドレス2-5ドジャース(3月20日/ソウル)

 やはり大谷翔平は明らかにパワーアップしていた。「2番・DH」でスタメン出場し、5打数2安打1打点1盗塁と躍動、チームの勝利に貢献した。第2打席にはパドレス・ダルビッシュ有投手から今季初安打となる強烈なライト前ヒットを放ったが、同じ打席で放った特大ファウルはなんと、フェンスではなくドーム球場の壁を直撃。その打球速度は驚異の191.8キロにも達していた。

【映像】大谷翔平、打球速度191.8キロの特大ファウルが内壁にガツン!

 右肘手術の影響もあり、今季は打者に専念している大谷。オフからキャンプの期間でも、きっちりと体を鍛え込んだことで、さらにたくましい選手として新たなシーズンを迎えた。韓国に入ってからは練習試合でやや調子を落としたかに見えたが、いざ開幕戦を迎えると全く問題なし。いきなりマルチ安打、移籍後初打点をマークするなどダルビッシュとの初対決に注目が集まる中、しっかりと結果を出した。

 これまでも数々の特大アーチなどでファンや関係者の度肝を抜いてきたが、今回は特大ファウルで球場を騒然とさせた。3回の第2打席、カウント1-1からダルビッシュは大谷のインハイに向けて91.6マイル(147.4キロ)のカットボールを投げ込んだ。これを大谷はフルスイング。打球はライトポールのはるか上付近に向かって飛んでいった。

 打球の行方はどこか。まるで落ちてこない。そのままちょうどスタンド席がないドーム球場の内壁部分を直撃した。これがホームランだったら何メートルと計測されたかという特大ファウルだ。すると中継映像では、すぐに打球速度が表示されたが、これが119.2マイル(191.8キロ)と驚きの数字。解説していた西岡剛氏も「うわっ…やばい!今のめちゃくちゃ飛んでるな」と絶句するほどだった。

 この打球、もしフェアであれば自己最速のホームランになるところ。過去には119.1マイル(191.7キロ)の二塁打を放ったことがあるが、この分なら自己最速弾がいつ飛び出てもおかしくない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)