J2のブラウブリッツ秋田は20日、秋田市のソユースタジアムで栃木SCを3―0(前半0―0)で破り、昨年5月7日以来、17試合ぶりにホームで勝った。リーグ戦は今季5戦目で通算2勝2敗1分けの勝ち点7とした。 これまで本拠で5敗11分け。今季…

 J2のブラウブリッツ秋田は20日、秋田市のソユースタジアムで栃木SCを3―0(前半0―0)で破り、昨年5月7日以来、17試合ぶりにホームで勝った。リーグ戦は今季5戦目で通算2勝2敗1分けの勝ち点7とした。

 これまで本拠で5敗11分け。今季加入したMF佐藤大樹も地元で勝てないチームの苦しみを感じていた。「ほっとした。雪の寒い中、サポーターに応援してもらい、結果を出すしかないと思った」。後半4分、MF畑潤基のパスに頭で合わせて先取点を挙げた。

 この1点を守り抜くという、けちな考えにならなかったのがよかった。DF河野貴志は「1点では物足りなかった」。点取り屋も守備選手もない。その後も全員がゴールに向かった。

 17分、河野が混戦からこぼれてきた球にすかさず詰め寄り、右足でとらえて追加点を奪う。9分後にDF喜岡佳太も決め、一昨年10月8日以来のチーム3得点と、痛快なゴールラッシュとなった。

 「とことん挑戦するのがブラウブリッツ」と河野は誇らしげ。2試合続けて無失点と防御も締まってきて、このまま上げ潮に乗りたいところだ。(隈部康弘)