9連勝中のバスケットボールB1群馬クレインサンダーズは20日、オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)でアルバルク東京に87―89で敗れた。連勝を10に延ばすことはできなかったが、残り数秒まで同点の接戦に会場は大きく沸いた。 第1クオー…

 9連勝中のバスケットボールB1群馬クレインサンダーズは20日、オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)でアルバルク東京に87―89で敗れた。連勝を10に延ばすことはできなかったが、残り数秒まで同点の接戦に会場は大きく沸いた。

 第1クオーター(Q)に最大16点のリードを生むなど、試合終盤まではサンダーズが流れを引き寄せていた。しかし、東京が徐々に追い上げ、第4Qの残り54秒で87―87の同点。その後残り2秒で相手に2点を決められ、試合は終わった。

 この日の観客は5588人。2週間ぶりの試合だったこともあり、立ち見席にも多くの人が詰めかけた。今季のこれまでのホーム戦22試合での平均観客数は5115人。新アリーナの完成やバスケ人気の高まりが背中を押し、Bリーグに参入した2016―17シーズンの1228人から大きく飛躍している。

 今季は残り17試合。ホーム次戦は27日に秋田ノーザンハピネッツとたたかう。チームの目標であるチャンピオンシップ初出場に向け、負けられない試合が続く。辻直人選手は試合後の会見で「メンタルもしんどい期間ですけど、シーズンが終わったときにみんなで笑っていたい」と話した。(川村さくら)