京都成章-神村学園 9回裏神村学園1死二、三塁、中里の三塁内野安打で三走田中祐がサヨナラの生還。捕手北田=甲子園【写真提供=共同通信社】

第99回全国高校野球選手権大会第7日第1試合・2回戦。準優勝を果たした1998年以来19年ぶり3回目の出場の京都成章(京都)と、夏は5年ぶり4回目。甲子園は一昨年センバツ以来の出場となった神村学園(鹿児島)の一戦は、両校無失策・1点を争う好勝負となった。

先制したのは京都成章。3回表に神村学園の先発左腕・青柳 貴大(3年)から二死満塁のチャンスを作ると、5番松下 慎太郎(3年)の詰まったあたりは幸運な三塁内野安打。1点を先制する。

一方、神村学園は京都成章のエース・北山 亘基(3年)の140キロ前後のストレート、落差抜群のカーブ、スライダー、チェンジアップに苦しみ、5回まで8三振を喫し無得点。しかし、5回終了後のグラウンド整備時に態勢を立て直し、6回表に青柳がはじめて京都成章打線を三者凡退に抑えると、その6回裏、二死一・三塁から6番・田中 祐大(3年)が打ちあぐんでいた北山のストレートを完璧にはじき返し、ライトの頭を越える2点三塁打で逆転に成功した。
 
先発・青柳が8回表二死まで1失点に抑え、鹿児島大会では16回無失点の好投を見せた中里 琉星(2年)につないで試合を締めにかかる神村学園。しかし、9回表二死から京都成章がドラマを起こした。左打席に入った3番・茂木 健 (3年)は中里の高めに浮いたストレートを叩くと、打球は右中間スタンドに一直前。茂木の大会通算30号本塁打により京都成章は土壇場で2対2の同点に追いつく。

ただ、勝利の女神はさらにドラマを用意していた。迎えた9回裏。神村学園は一死満塁のチャンスをつかむ9番・中里が放った打球は三塁手へ。三塁走者の田中祐が猛然と本塁へ突っ込み、江藤 琉輝(3年)がバックホームするも、田中祐の足が勝りセーフ。中里の三塁内野安打により神村学園がサヨナラ勝ちを決め、5年ぶりの甲子園1勝を劇的な形でつかんだ。

なお、神村学園の3回戦は8月17日(木)の大会第10日・第3試合。明豊(大分)との九州勢対決で初の夏甲子園ベスト8進出を目指す。