31年ぶりの偉業なるか。名牝ミッキークイーンの半弟となるニュージーズ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が、毎日杯(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。  ニュージーズは父リアルスティール、母ミュージカルウェイ、母の父Gold A…

 31年ぶりの偉業なるか。名牝ミッキークイーンの半弟となるニュージーズ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が、毎日杯(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。

 ニュージーズは父リアルスティール、母ミュージカルウェイ、母の父Gold Awayの血統。母は仏で重賞3勝の活躍馬。日本との縁もあり、06年の香港Cではアドマイヤムーンやディアデラノビアと対戦。07年の香港Cでは3着に健闘し、シャドウゲイトに先着した。そして半姉のミッキークイーンは15年のオークス、秋華賞の覇者。姪のブレイディヴェーグは昨年のエリザベス女王杯、同じくミッキーゴージャスは今年の愛知杯、そして甥のエピファニーは先月の小倉大賞典を制している。

 昨年12月の新馬(中山芝2000m)でデビューV。それも先団から突き抜けて、5馬身差の圧勝だからインパクトがあった。その後はリフレッシュを挟み、ここ目標に調整。初戦に続いてルメール騎手の手綱となるのも心強い。

 キャリア1戦での毎日杯制覇となれば、93年のシクレノンシェリフ以来、31年ぶりとなる。歴史に名を残し、クラシック路線に乗れるかどうか。今後を大きく左右する一戦となりそうだ。

【平成以降の毎日杯、キャリア1戦での3着以内】
・93年1着・シクレノンシェリフ(1番人気)
・08年2着・アドマイヤコマンド(1番人気)
・19年2着・ウーリリ(2番人気)
・21年3着・プログノーシス(4番人気)