今夏のパリ五輪レスリング代表に内定している京都府京丹後市出身の高谷大地選手(29)が19日、同市役所を訪れた。 高谷選手は網野高(現・丹後緑風高網野学舎)から拓殖大へ進み、現在は自衛隊体育学校所属。昨年9月、セルビアで開催されたレスリング…

 今夏のパリ五輪レスリング代表に内定している京都府京丹後市出身の高谷大地選手(29)が19日、同市役所を訪れた。

 高谷選手は網野高(現・丹後緑風高網野学舎)から拓殖大へ進み、現在は自衛隊体育学校所属。昨年9月、セルビアで開催されたレスリング世界選手権のフリースタイル74キロ級で銅メダルを獲得し、日本代表に内定した。

 高谷選手は中山泰市長に「五輪がなければ、レスリングもみなさんに触れてもらう機会がないが、みんなで応援できて楽しめて盛り上がって、街や人が活性化していけばいいなと思う」と話した。中山市長は「悔いなく思い切ってやっていただければ、それだけでうれしい」と応じた。

 高谷選手の兄、惣亮さん(34)=拓殖大レスリング部監督=は五輪に3大会連続で出場したが、メダルには届かなかった。兄に代わって、高谷選手がメダルを狙うことになる。(滝川直広)