男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)のバンビシャス奈良が、現状では収支が赤字となりB2に残留する資格を満たせないとして、クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。当初の目標だった500万円は早々に達成したが、黒字化のた…

 男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)のバンビシャス奈良が、現状では収支が赤字となりB2に残留する資格を満たせないとして、クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。当初の目標だった500万円は早々に達成したが、黒字化のために必要な4千万円確保に向け、さらなる支援を募っている。

 B2は、3期連続赤字や債務超過の解消がライセンス(資格)の要件になっている。加藤真治社長は2月に会見を開き、このままだと今シーズンの収支が赤字になる見通しで、クラブの成績に関わらず、B2のライセンスを失ってしまうと説明した。

 CFは1日から始めた。1口5千円、1万円、5万円の各コースで支援ができ、クラブの特設サイトに自身の名前が載るなどのリターン(返礼)がある。18日午後7時現在、444人が計616万円を支援している。26日まで実施の予定だ。

 加藤社長は「経営面で目標に届いていないところは大変責任を感じている。乗り越えるために、ご支援をお願いしたい」と話した。 バンビシャス奈良は18日現在、B2(西地区)で7チーム中6位。(佐藤道隆)