【千葉】第96回選抜高校野球大会が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式で中央学院の部員らは足並みをそろえ、グラウンドを行進した。初戦は20日の第3試合(午後2時開始予定)で耐久(たいきゅう、和歌山)と対戦する。試合を前に…
【千葉】第96回選抜高校野球大会が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式で中央学院の部員らは足並みをそろえ、グラウンドを行進した。初戦は20日の第3試合(午後2時開始予定)で耐久(たいきゅう、和歌山)と対戦する。試合を前に中央学院の相馬幸樹監督と耐久の井原正善監督に相手校の印象や意気込みを聞いた。(杉江隼)
――相手チームの印象は 中央学院・相馬 エースの冷水(しみず)孝輔投手(3年)を中心にすばらしいチーム。
耐久・井原 球速140キロ超の投手と機動力もあり、総合力が高い。
――チームの調子は
相馬 調子自体はよく分からないが、けががなく、コンディションは良い。
井原 調子は徐々に上がっていて、良い状態で試合に入れるかなと思う。
――鍵となる選手は
相馬 鍵となるのは全員。地に足つけてプレーしたい。大会で試合の流れをつくる選手が出てくれば。
井原 冷水のできが勝敗を左右する。打線は4番、5番あたりが打点を挙げてくれる展開になれば。
――警戒している選手は
相馬 冷水投手は(昨秋の)全公式戦に登板した模範となる投手。タフな選手は非常に攻略しづらい。
井原 機動力を駆使するチームなので、そこを警戒している。
――ひと冬で成長したところは
相馬 部員同士が仲良くなった。そこが一番大事だった。チームへの帰属意識が非常に強くなった。
井原 力強さが少し出て、下半身は一回り大きくなった。プレーで出せればと思う。
――甲子園はどんな場所
相馬 いろんな人と会える。選手も学校関係者も、OB、OGも、ここに来るから会える。再会の場所でもあると思う。
井原 学校も、私も初めての大舞台。感謝の気持ちを持って臨みたい。自分たちの野球を100%出すことを大切にしたい。
――理想の試合展開は
相馬 接戦で最後まで粘って、何とかついていければと思う。
井原 終盤まで接戦でいくようなゲーム展開が一番いい。
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2度目となる春舞台に校名がこだました。
2018年以来の選抜出場となった中央学院は、開会式で全体の24校目で入場した。
観客の拍手の中、部員らはムードメーカーの上村晃平選手(3年)のかけ声に合わせ、行進した。
中村研心主将(3年)は「入場した瞬間にスタンドに観客がいて、甲子園という実感が湧いた。夢見た舞台に立てたが、緊張よりも早く試合がしたいというわくわくの方が大きい。こんな中で試合ができるのは楽しみ。チームは甲子園で一勝もできていないので、校歌を歌えるように頑張っていきたい」と力を込めた。