■第1試合(10時30分) 八戸学院光星(青森)―関東第一(東京) 八戸学院光星は昨夏の甲子園で投げた洗平(あらいだい)比呂と岡本琉奨(るい)に加え、秋は森田智晴が台頭した。いずれも左腕で最速140キロ超。9試合で3失策と1試合平均失策数…

 ■第1試合(10時30分)

 八戸学院光星(青森)―関東第一(東京)

 八戸学院光星は昨夏の甲子園で投げた洗平(あらいだい)比呂と岡本琉奨(るい)に加え、秋は森田智晴が台頭した。いずれも左腕で最速140キロ超。9試合で3失策と1試合平均失策数が出場校中最少の野手陣がもり立てる。

 東京王者の関東第一は打力が持ち味。1試合平均得点9・82は出場校中トップ。通算40本塁打超の高橋徹平、11試合で18打点の熊谷俊乃介ら中軸の右打者を中心に左腕を攻略したい。

 ■第2試合(13時)

 田辺(和歌山)―星稜(石川)

 昨秋の神宮大会を制した星稜は左腕の佐宗翼、右腕の道本想の二枚看板に安定感がある。両投手とも多彩な変化球を操り、ともに秋は防御率1点台。打線も勝負強い3番芦硲(あしさこ)晃太を中心に切れ目がない。

 21世紀枠の田辺は昨秋6完投の右腕・寺西邦右の粘りが不可欠。打線は七回に5得点で逆転した県準決勝の智弁和歌山戦のような爆発力がある。小差で終盤に持ち込めば勝機が広がる。

 ■第3試合(15時30分)

 近江(滋賀)―熊本国府

 ともに守りに自信を持つ。九州王者で初出場の熊本国府は制球力の高い右腕の坂井理人を中心に1試合平均3失点。秋に急成長した変則左横手の植田凰暉(ごうき)も控えるだけに、継投機が流れを左右しそうだ。

 2年前準優勝の近江も戦った6試合で9失点と安定する。昨夏の甲子園を経験した西山恒誠は一冬を越え得意のスライダーに磨きがかかった。互いに少ない好機を得点に結びつけたい。