【神奈川】サーフィンのパリ五輪代表に決まった松田詩野(しの)選手(21)が16日、母校の茅ケ崎市立東海岸小学校で開かれた壮行会に出席し、あわせて同市のスポーツアンバサダーに就任した。地元のサーフィン関係者らを前に「メダルを取って茅ケ崎に帰…

 【神奈川】サーフィンのパリ五輪代表に決まった松田詩野(しの)選手(21)が16日、母校の茅ケ崎市立東海岸小学校で開かれた壮行会に出席し、あわせて同市のスポーツアンバサダーに就任した。地元のサーフィン関係者らを前に「メダルを取って茅ケ崎に帰って来られるようにしたい」と笑顔で話した。

 松田選手は6歳でサーフィンを始め、中3でプロデビュー。昨年6月のワールドゲームズ(WG)でアジア勢最上位となり、五輪出場権を暫定的に獲得。今年2月のWGで確定させた。

 壮行会は茅ケ崎サーフィン協会が主催。幼い頃から見守ってきた仲間や松田選手に憧れる子どもが詰めかけ、あちこちから「詩野ちゃーん」と声がかかった。

 世界中の海を遠征し、茅ケ崎に戻ると、「サーフィンを始めたときの純粋な楽しさを思い出せる」という松田選手。今夏、仏領ポリネシアのタヒチで開かれる五輪について、「会場は波がパワフルで大きく割れる有名なポイント。大きい波へのチャレンジを楽しんで、見る人が私もがんばろうと思ってくれるきっかけになったらうれしい」と語った。

 プロサーファーをめざす小6の武藤琉夏(るか)さん(12)が花束を贈呈した。「サーフィンがうまいところとかわいいところが好き。自分も詩野ちゃんみたいになりたい」と話していた。(足立朋子)