J2ブラウブリッツ秋田は16日、秋田市のソユースタジアムに6256人の観客を集めて今季ホーム初戦を迎え、ベガルタ仙台と0―0で引き分けた。今季4戦目で1勝2敗1分け(勝ち点4)。ホームでは昨年5月17日以来、16試合連続で無勝利となった。…

 J2ブラウブリッツ秋田は16日、秋田市のソユースタジアムに6256人の観客を集めて今季ホーム初戦を迎え、ベガルタ仙台と0―0で引き分けた。今季4戦目で1勝2敗1分け(勝ち点4)。ホームでは昨年5月17日以来、16試合連続で無勝利となった。

 試合前、「今日は前半を0―0で切り抜けられるかどうかがポイント」と、強化部の朝比奈伸部長は話していた。この日までの3試合とも前半に先取点を奪われ、それもここ2試合は開始早々の失点だったからだ。難敵の仙台相手に同じ轍(てつ)を踏んではたまらない。

 そんな周囲の不安を振り払うようにブラウブリッツは守り、攻めた。「ゴールを目指す。力の限り、選手は主体的にやってくれました」と吉田謙監督。

 特に後半。風下に回っても関係なかった。激しく球を奪いにいき、仙台ゴールに迫る。後半だけでもシュートは6本。仙台は1本だけだった。

 後半16分に投入されたFW畑潤基は、DFにマークされない状態で惜しいシュートがあった。「決めたかった。ああいう場面で勝負は分かれる」

 ホームでは、昨年5月7日の栃木SC戦を最後に白星をサポーターに見せることができていない。本拠16試合連続勝利なし(5敗11分け)はJ2で3位タイの記録だ。「一つ勝てば、すべては変わってくると思う。次で断ち切りたい」と畑。次戦は20日、ホームで、その栃木と対戦する。(隈部康弘)