今週の日曜日は、阪神競馬場で阪神大賞典(GII)が行われます。  過去10年の阪神大賞典を見ると、上位人気で決まる事が多く比較的堅い決着が目立ちます。ただ、19年に三連単8万馬券、21年には三連単12万馬券と高配当決着になるケースもあり…

 今週の日曜日は、阪神競馬場で阪神大賞典(GII)が行われます。

 過去10年の阪神大賞典を見ると、上位人気で決まる事が多く比較的堅い決着が目立ちます。ただ、19年に三連単8万馬券、21年には三連単12万馬券と高配当決着になるケースもあります。

 19年と21年はどちらも道悪での競馬。特に21年は過去10年で唯一の重馬場で行われていました。馬場が悪くなれば求められるのは道悪の適性。各馬の能力差よりも道悪の巧拙が結果に大きな影響を及ぼしたのではないでしょうか。

 金曜日時点での週末の阪神競馬場は晴れ予報となっています。良馬場が見込めそうですので、近年の傾向通りなら今年は上位人気馬が結果を残しそうですね。

 今年の阪神大賞典で上位人気が想定されるのは、昨年の菊花賞(GI)で5着に好走したサヴォーナ、前走の日経新春杯(GII)で重賞初制覇を達成したブローザホーン、3000mを超える重賞で安定感抜群のテーオーロイヤル、昨年の天皇賞(春)(GI)3着のシルヴァーソニックなどがいます。

 はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

 今週の阪神大賞典でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるサヴォーナでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しサヴォーナに高評価が与えられました。

 サヴォーナは今年で4歳になる牡馬。昨春のクラシックに出走する事は叶いませんでしたが、9月の神戸新聞杯(GII)で2着となり菊花賞の権利を獲得。その菊花賞ではスタートしてからの行き脚がつかずに後方から。2周目の向正面から動き出し、4角では先団に取りつき直線へ。道中でかなり脚を使っていましたが、直線でも大きくバテる事なく5着。

 春のクラシックで結果を残したソールオリエンスやタスティエーラなどと僅差の競馬でしたし、世代トップレベルの能力を備えている事を証明する結果となりました。

 前走の日経新春杯では4角でごちゃつく場面もありましたが、直線で内を突いて2着と連対を確保していますし、近走の充実ぶりには目を見張るものがあります。

 今回の舞台となる阪神競馬場では3戦1勝2着2回と連対を外していないように得意としているコースです。距離やコースに不安はなく能力的にも十分ですし、ここは人気に応える走りに期待ができそうです。