3月21日から埼玉県加須市などで開催される全国高校女子硬式野球選抜大会に高知県からは、高知中央と室戸の2校が出場する。それぞれのチームに意気込みを聞いた。 高知中央は2021年夏の全国高校女子硬式野球選手権大会で初めて阪神甲子園球場で行わ…

 3月21日から埼玉県加須市などで開催される全国高校女子硬式野球選抜大会に高知県からは、高知中央と室戸の2校が出場する。それぞれのチームに意気込みを聞いた。

 高知中央は2021年夏の全国高校女子硬式野球選手権大会で初めて阪神甲子園球場で行われた決勝に進み、準優勝した強豪。

 今年のチームは球威で抑える右腕の今福和菜(かずな)選手(2年)、制球の良い右腕の西峰万尋(まひろ)選手(同)らの投手陣に、1番から9番までつながる打線が特徴。

 1回戦は日本ウェルネス宮城と対戦する。

 岩上紀夏(きな)主将(3年)は「守備から入って打線をつなぐチーム。今年は絶対に東京ドーム(決勝)に出て日本一を取りたい」と意気込んでいる。

 室戸は13年に女子野球同好会として発足し14年に部に昇格した県内の草分けチーム。

 左腕で右打者の内角を突く球を投げる西内聖奈選手(3年)と、制球の良い右腕の森本早紀選手(2年)が投手陣の中心。

 打ってつなぐチームで長打力のある嶋村咲那(さな)選手(3年)、松浦秀佳(しゅうか)選手(同)でかえしたい。

 1回戦は神村学園(鹿児島)と対戦する。

 石崎彩心(あやみ)主将(3年)は「自分たちの打つ野球をしっかりして点を重ねたい。初戦を突破しベスト8を目指したい」と話している。

 大会は全国の54チームが出場し、4月7日に決勝がある。(鈴木芳美)