今週の土曜日は、中山競馬場でフラワーカップ(GIII・芝1800m)が行われます。  過去10年のフラワーCでは、前走3着以内の馬が10勝2着6回3着7回と圧倒しています。前走で結果を残している近況好調馬が、その勢いを維持して好走してい…

 今週の土曜日は、中山競馬場でフラワーカップ(GIII・芝1800m)が行われます。

 過去10年のフラワーCでは、前走3着以内の馬が10勝2着6回3着7回と圧倒しています。前走で結果を残している近況好調馬が、その勢いを維持して好走していると考えられます。

 一方、前走で4着以下だった馬は2着5回3着2回と劣勢。馬券に絡んだ7頭の内、4頭が前走で重賞に出走していました。レベルの高いメンバーが集まるオープン特別以上ならば、4着以下でも仕方ない面はありますし見直しが必要と言えるかもしれません。

 今年のフラワーCでも前走の着順やレース格には注意しながら予想は組み立てていきたいところです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走牝馬限定戦に出走し5着以下(ただし、重賞出走馬は除く)
[0-0-0-11]複勝率0%
該当馬:スティックバイミー、テリオスルル、ミアネーロ
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるミアネーロが該当しました。

 前走で馬券圏内に好走していない馬でも巻き返すケースのある一戦ではありますが、前走で重賞以外の牝馬限定戦に出走し5着以下だった馬に関しては好走例がありません。

 今回のGIIIよりも格下の牝馬限定戦で目立った結果を残せていないのは、その馬の能力に疑問が残りますし一変に期待する材料も少なくなります。それがこのような傾向を生んでいる要因ではないでしょうか。

 ミアネーロの前走は牝馬限定戦の菜の花賞(1勝クラス)で5着。直線で不利を受けた事はありますが、スタートで出遅れてリズムよく競馬が出来なかった事が最大の敗因と言えます。新馬戦でもスタートで不安を覗かせていましたし、ごちゃつきやすい中山では致命的な弱点と言えます。

 目立った実績もありませんし、それでも上位人気というのは少し過大評価されている印象です。配当妙味を考えればここは本馬を軽視するのもひとつの手と言えるかもしれません。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。