第96回選抜高校野球大会に出場する常総学院(茨城県土浦市)の選手たちは14日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で大会前の公式練習に臨んだ。憧れのグラウンドに立った選手たちは約30分間、内外野の広さやボールの跳ね方など甲子園の感触を確かめた。 …

 第96回選抜高校野球大会に出場する常総学院(茨城県土浦市)の選手たちは14日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で大会前の公式練習に臨んだ。憧れのグラウンドに立った選手たちは約30分間、内外野の広さやボールの跳ね方など甲子園の感触を確かめた。

 甲子園練習は新型コロナの影響で2020年から実施されていなかったが、今年は5年ぶりに行われた。

 練習は午前11時半に始まった。グラウンドに駆け出した選手たちは、それぞれの守備位置についてノックを受け、野手の連係などを確認。投手陣はマウンドに集まり、投球練習をした。

 遊撃手の若林佑真主将(3年)は「球場全体がスタンドで覆われているので、観客とかぶって飛球が見えにくくなる」と分析。初の甲子園での練習を経験し、「甲子園の広さや土の感触に驚きはなく、今まで通りやれば大丈夫だと思った」と自信をみせた。

 常総学院は大会第6日の第1試合(23日午前9時開始予定)で、石川県の日本航空石川と対戦する。(富永鈴香)