18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する報徳学園(兵庫県西宮市)の選手が13日、甲子園練習に臨んだ。出場選手たちがグラウンドの状況などを確認するため、大会直前に行う甲子園練習は…

 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する報徳学園(兵庫県西宮市)の選手が13日、甲子園練習に臨んだ。出場選手たちがグラウンドの状況などを確認するため、大会直前に行う甲子園練習は、コロナ下では見送られて2019年以来5年ぶり。選手らは30分間にわたり、ボールの跳ね方やマウンドの硬さなどを確認した。

 午後1時半、約30人の選手たちはベンチ前で一列に整列。間木歩主将(3年)の「さあいくぞ」というかけ声で一斉にグラウンドに飛び出した。最初に2カ所に分かれてノックをした後、バックホームや守備の連係プレーを練習。最後にエースの間木主将や今朝丸裕喜投手(同)ら投手陣がマウンドに立って感触を確かめた。

 初めて甲子園のグラウンドに立った二塁手の山岡純平選手(2年)は、入学前の昨年春はスタンドから応援していた。「思ったよりも球場が広くて、打席から投手までの距離が近く感じた。地面は硬くも軟らかくもなくベストな状態。早く試合がしたいとわくわくしてきました」と話した。

 報徳学園は大会5日目の第3試合(22日午後2時開始予定)で、愛工大名電(愛知)との初戦に臨む。(森直由)