第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する豊川の壮行会が11日、愛知県豊川市の同校のホール「鳳翔閣」であり、約800人の生徒・教職員を前に選手が抱負を語った。鈴木貫太主将が「キャプテンとしてチー…

 第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する豊川の壮行会が11日、愛知県豊川市の同校のホール「鳳翔閣」であり、約800人の生徒・教職員を前に選手が抱負を語った。鈴木貫太主将が「キャプテンとしてチームを勝利に導きます」と決意を述べた。

 壇上には、新たな紺色の帽子を被った部員63人が並んだ。選手の紹介動画が流れ、ベンチ入り選手がそれぞれあいさつし、会場は拍手に包まれた。生徒会長の金沢駿汰さんからは、「甲子園の舞台、全力で楽しんでください」と在校生や教職員が1羽ずつ折ったという千羽鶴が贈られた。

 春の甲子園に挑むのは10年ぶり2度目。初出場で4強入りした前回と同じく、今回も全校応援を予定している。長谷川裕記監督(30)は「甲子園はのまれる。プレーボールした瞬間にみなさんの大声援で豊川の雰囲気にしていただけたら」と呼びかけていた。

 大会は、18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。豊川は、大会第2日第1試合(19日午前9時開始予定)で32年ぶり2回目出場の阿南光(徳島)と対戦する。(良永うめか)