青山学院大陸上競技部の原晋監督(57)が12日、警視庁高輪署の一日署長に就任し、東京都港区のJR品川駅で特殊詐欺防止や交通安全を呼びかけた。春の新生活シーズンに向け、「4月は社会全体がわさわさしている。より一層、落ち着いて行動しましょう」…

 青山学院大陸上競技部の原晋監督(57)が12日、警視庁高輪署の一日署長に就任し、東京都港区のJR品川駅で特殊詐欺防止や交通安全を呼びかけた。春の新生活シーズンに向け、「4月は社会全体がわさわさしている。より一層、落ち着いて行動しましょう」と呼びかけた。

■「父の日や母の日にプレゼントするのもいいのでは」

 原監督は集まった人たちに持ち前の話術を披露。普段から学生にはSNSの正しい使い方を指導しているといい、闇バイトについて「悪銭身につかず。一瞬にして人生がダメになる。絶対にだめ」と話した。

 高齢者の被害が目立つ特殊詐欺では、防犯機能付き電話機を使うことを勧め、「父の日や母の日にプレゼントするのもいいのでは」と話した。

 交通安全では、反射板は「必須アイテム」と話し、「自分の身は自分で守る」と訴えた。来年の箱根駅伝に向け、「交通安全はゆっくりと、青山学院は高速で走っていきたい」と語った。(福冨旅史)