「箱根山」がある東京都新宿区の戸山公園一帯で10日、第12回箱根山駅伝大会が開かれた。コースは東戸山小学校を起点とし、高低差のある1周1・2キロ。1チーム5人で1人1周ずつ回り、健脚を競った。 箱根山は標高44・6メートルながらJR山手線…

 「箱根山」がある東京都新宿区の戸山公園一帯で10日、第12回箱根山駅伝大会が開かれた。コースは東戸山小学校を起点とし、高低差のある1周1・2キロ。1チーム5人で1人1周ずつ回り、健脚を競った。

 箱根山は標高44・6メートルながらJR山手線の内側地域では最も高い山で、「箱根駅伝があるなら箱根山駅伝も」と2010年に始まった。地元の若松地区協議会が主催している。

 今年は小学生の部、一般の部、町会・自治会の部で計61チームが出場。小学生の部は「戸山一町会・早稲田小6年チーム」が優勝した。昨年も出場し、3位だったというアンカーの榊原光輝さん(12)は「優勝してみたかったので、朝練をしたかいがあった」と喜んでいた。

 大会を通じた地域の活性化を目指しており、今年は約200人のスタッフが運営に携わった。実行委員長の土屋慶子さんは「地域が一つになって盛り上げる大会。天気にも恵まれ、みんなの笑顔がみられたのが一番」と話した。(宮野拓也)