琵琶湖岸を走る「びわ湖マラソン2024」(滋賀県など主催)が10日、開催された。日本陸連公認コースを6628人(男性5674人、女性954人)が走った。94%の6232人が完走した。 びわ湖マラソンは、2021年の第76回で終了した「びわ…

 琵琶湖岸を走る「びわ湖マラソン2024」(滋賀県など主催)が10日、開催された。日本陸連公認コースを6628人(男性5674人、女性954人)が走った。94%の6232人が完走した。

 びわ湖マラソンは、2021年の第76回で終了した「びわ湖毎日マラソン」の後継として、23年に始まった。今年が2回目。

 大津市の皇子山陸上競技場をスタートする直前、午前8時の天候は曇りで、気温は2度。同時期に開かれた昨年の11度に比べ、大幅に寒かった。

 男性は、中国から参加したグアン・ユーシェンさん(30)が2時間14分58秒で優勝した。中国のSNS「微博(ウェイボー)」のフォロワー数が約20万人という人気のランニング・インフルエンサーだ。

 「きれいな景色に魅せられて参加を申し込んだ。声援も受け、楽しく走ることができた。SNSで琵琶湖の魅力を発信し、次は友達も連れて参加したい」と笑顔だった。

 女性は、京都府の太田美紀子さん(48)が2年連続の優勝。マラソンは28歳のとき、職場の同僚から影響を受けて始めた。普段は大学の事務員で、毎日15キロほど走る。ランニングチームに所属し、仲間と遠征を兼ねて旅行へ行くことも楽しみの一つだ。「冷たい風で後半は足が動かなくなった。景色を見る余裕がなかったけど、完走できて良かった」と、ほっとした表情だった。(鈴木洋和)