バスケットボールB2の岩手ビッグブルズは9日、本拠地の盛岡タカヤアリーナ(盛岡市)で東日本大震災復興祈念試合に臨んだ。チームが始動した2011年以来、公式戦では過去最多の3819人が来場し、大声援のなか勝利を収めた。10日も祈念試合で、午…

 バスケットボールB2の岩手ビッグブルズは9日、本拠地の盛岡タカヤアリーナ(盛岡市)で東日本大震災復興祈念試合に臨んだ。チームが始動した2011年以来、公式戦では過去最多の3819人が来場し、大声援のなか勝利を収めた。10日も祈念試合で、午後1時開始予定だ。

 対戦相手は青森ワッツで東北ダービーとなった。勝負の行方は最終の第4クオーターまでもつれたが、ブルズは「ゴー!ビッグブルズ」の大歓声のなか、関屋心選手(23)が3点シュートを決めるなど95―93で逃げ切った。

 試合前には県内の中高生約200人と観客が「花は咲く」を合唱。選手や観客ら全員で1分間の黙禱(もくとう)をして追悼した。試合後、横川俊樹選手(28)は「沿岸から応援に来てくれた人も多く、勝ち負けではなく自分たちのがんばっている姿を見せられてよかった」と話した。(松尾葉奈)