かつての高校球児が出身校別にチームを組んで出場するマスターズ甲子園の第7回愛知大会(県高校野球OB連盟主催、朝日新聞社など後援)は9日、愛知県の豊橋市民球場で決勝があった。初出場の時習館が9―3で中部大春日丘に勝ち、初優勝した。 時習館打…

 かつての高校球児が出身校別にチームを組んで出場するマスターズ甲子園の第7回愛知大会(県高校野球OB連盟主催、朝日新聞社など後援)は9日、愛知県の豊橋市民球場で決勝があった。初出場の時習館が9―3で中部大春日丘に勝ち、初優勝した。

 時習館打線のスイングが鋭く、一回に一挙5点を奪うと、以降も中沢寛也選手(24)の左越え本塁打などで小刻みに加点して相手を寄せつけなかった。

 100年以上の歴史を持つ時習館野球部は、春夏計3回、全国大会に出場。夏の全国選手権は第1回大会から欠かさず地方大会に出場を続けている。

 この大会には19~49歳の卒業生によるチームで臨み、主将の彦坂祐志さん(35)は現在、母校の監督だ。「幅広い世代のつながりをつくることが目的だったので、それがかなった。現役選手への応援にもつなげたい」と話した。

 愛知大会には19校が参加。今秋に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)である本大会は、県選抜チームが出場する。(辻健治)