18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する宇治山田商が9日、三重県伊勢市の自校グラウンドに興国(大阪市)を迎えて練習試合に臨んだ。山商の村田治樹監督は「私立に比べて練習試合の回数…

 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する宇治山田商が9日、三重県伊勢市の自校グラウンドに興国(大阪市)を迎えて練習試合に臨んだ。山商の村田治樹監督は「私立に比べて練習試合の回数が圧倒的に少ない。機会を重ねて試合の感覚を取り戻したい」と話した。

 興国は、昨年の秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選で大阪桐蔭、履正社に次いで3位に食い込んだ実力校。あきらめない懸命さと冬季の心の修練が評価され、府高野連から今大会へ21世紀枠の推薦も受けた。大会への出場は逃した。

 8日の組み合わせ抽選会の後、初の練習試合で、13―2で山商が勝利した。村田監督は加古真大、田中燿太、中村帆高の主力3右腕を3イニングずつ登板させて調子を見た。各野手には課題の修正を促した。

 過去11試合の公式戦でチーム1位、打率5割を記録した泉亮汰選手は二回、右中間方向に適時二塁打を放った。初戦で対戦する東海大福岡の右腕エース佐藤翔斗投手について泉選手は「長身から投げ下ろす本格派右腕。対応できるように努力したい」と話した。(菊地洋行)