18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内であった。16年ぶり2回目の出場の宇治山田商(三重県伊勢市)は大会4日目の21日、第1試合(午前9時開始)で東海…

 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内であった。16年ぶり2回目の出場の宇治山田商(三重県伊勢市)は大会4日目の21日、第1試合(午前9時開始)で東海大福岡と対戦することが決まった。

 抽選会は午前9時に始まった。山商の伊藤大惺主将は32校中、23番目にくじを引いた。順番が来るまでの間、隣席の主将らと「あそこの対戦が決まったな」「こんなすぐに決まるんや」と感想を述べ合いながら待った。

 初戦の相手は九州大会4強で、7年ぶりの選抜大会出場を勝ち取った東海大福岡(福岡県宗像市)。対戦相手が決まり、伊藤主将は「どのチームとも戦ってみたいと思っていた。初戦の相手が決まったのでしっかり準備したい」と気を引き締めた。

 4日目の第1試合という日程については「個人的に開会式に近い試合は避けたかったので、いい日程だと思う。応援に来る人たちは『第2試合がいい』と言っていたけど」と、笑みを見せた。

 村田治樹監督は、東海大福岡について「長身の右腕エース佐藤翔斗投手を中心に粘り強く戦うチームと聞いている。相手の特徴を捉えて戦術面も考えたい」。村田監督にとって選手、指導者を通じて初めて臨む甲子園だが「選手たちをしっかり導きたい」と意気込んだ。(菊地洋行)