8日に大阪市内であった第96回選抜高校野球大会(18日開幕)の組み合わせ抽選会で、春夏通じて甲子園初出場の熊本国府(熊本市)は大会第1日(18日)の第3試合で、近江(滋賀)と対戦することが決まった。 会場には出場全32校の主将が集まった。…

 8日に大阪市内であった第96回選抜高校野球大会(18日開幕)の組み合わせ抽選会で、春夏通じて甲子園初出場の熊本国府(熊本市)は大会第1日(18日)の第3試合で、近江(滋賀)と対戦することが決まった。

 会場には出場全32校の主将が集まった。抽選は同一地区の高校が準々決勝まで対戦しないよう地区ごとに行われた。熊本国府の野田希主将(3年)が引いた札は「6番」。会場前方の組み合わせ表で近江が対戦相手だと確認すると、笑顔を見せた。小学生の時から、くじは右手で真ん中付近を狙うと決めているという野田主将。「名門の近江と甲子園の舞台で対戦できることがうれしい」と喜んだ。

 熊本国府は昨秋の九州大会で、神村学園(鹿児島)や明豊(大分)などの強豪を破って優勝し、明治神宮大会にも出場した。新チーム発足時に練習場の黒板に書いた「ベスト4」が甲子園の目標だ。

 山田祐揮監督は近江について、「制球力がある投手がおり、うちと似ている印象。集中打と、ここぞという場面で一打が出るように準備したい」。熊本工で夏の甲子園に出場した自身の経験を踏まえ、「自分は緊張したので、選手にはとにかく楽しくプレーしてほしいと伝えたい」と話した。(興津洋樹)