18日に開幕する第96回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が8日、大阪市北区であった。5年連続15回目の出場となる大阪桐蔭は、第5日の第2試合(22日午前11時半開始予定)で、北海(北海道)と対戦することになった。     ◇ 5番目にく…

 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が8日、大阪市北区であった。5年連続15回目の出場となる大阪桐蔭は、第5日の第2試合(22日午前11時半開始予定)で、北海(北海道)と対戦することになった。

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 5番目にくじを引いた宮本真司郎主将(3年)は「3日目あたりがいいな」と思っていたが、結果は5日目。準備に時間がかけられ、第2試合は身体が動きやすくベストパフォーマンスが出せると前向きに捉えた。

 だが、なかなか対戦相手が決まらない。「いつ決まるんだろう」とドキドキしていた。

 最後にくじを引いた北海が対戦相手に決まると、会場にどよめきが起きた。宮本主将は「やっとかという気持ちと、やってやろうと高ぶる気持ちでいっぱいでした」。

 チームは3連覇を目指した昨秋の明治神宮大会で初戦敗退した。宮本主将はチームメートたちに「その悔しさを忘れずにしっかり準備していこう」と話すつもりだという。

 今回は偉業に挑む大会になる。

 優勝すれば、選抜最多5回優勝の東邦(愛知)に並び歴代1位になる。さらに西谷浩一監督はこれまで甲子園で春夏通算67勝を挙げており、智弁和歌山などを率いた高嶋仁氏の持つ監督最多勝利記録にあと1勝に迫っている。西谷監督は「自分の勝利数ではなく、とにかく勝ちたい。勝っていけばそれにもつながる」と話した。(西晃奈)