第96回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が8日にあり、報徳学園は大会5日目の第3試合(午後2時開始予定)で愛工大名電(愛知)との対戦が決まった。優勝経験がある伝統校同士の初戦となった。大会は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で18日開幕する。…

 第96回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が8日にあり、報徳学園は大会5日目の第3試合(午後2時開始予定)で愛工大名電(愛知)との対戦が決まった。優勝経験がある伝統校同士の初戦となった。大会は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で18日開幕する。(森直由)

 抽選会は大阪市の毎日新聞大阪本社で午前9時から開かれた。同一地区の高校は準々決勝まで対戦しないように振り分けられた。

 報徳学園の間木歩主将(3年)は32校中で6番目にくじを引き、「30番です」と力強く読み上げた。その後、愛工大名電との対戦が決まると会場から「おお」という声が上がった。

 愛工大名電は、かつて本拠地が神戸市にあった時のオリックスで活躍したイチローさんの母校としても知られる。報徳学園の入ったDゾーンは、ほかに大阪桐蔭、作新学院(栃木)、常総学院(茨城)も含めて全8校中、5校に甲子園優勝経験がある。

 間木主将はブロックの顔ぶれを見て「『やばいな』と思いました」と真顔で振り返った。

 大角健二監督らによると、愛工大名電とは2018年夏の甲子園で3回戦で対戦。広島に入団した小園海斗選手らの活躍で7―2で逆転勝ちをしたが、近年は練習試合などはしていないという。

 大角監督は「両校とも投手がしっかりしており、3点勝負の試合になると思う。まずは先制するために、1、2番打者が出塁できるかにかかっている」と話した。(森直由)