18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内であった。愛知県勢は、豊川が大会第2日第1試合(19日午前9時開始予定)で32年ぶり2回目出場の阿南光(徳島)と…

 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内であった。愛知県勢は、豊川が大会第2日第1試合(19日午前9時開始予定)で32年ぶり2回目出場の阿南光(徳島)と、愛工大名電は第5日第3試合(22日午後2時開始予定)で2年連続23回目出場の報徳学園(兵庫)と対戦する。

 愛工大名電は、作新学院(栃木)や大阪桐蔭など強豪ぞろいの激戦区に入った。山口泰知主将(3年)は真剣な表情でくじを引くと、壇上の組み合わせ表を見てから、くじの番号を読み上げた。「相手が大阪桐蔭か、報徳学園か確認した」。チームメートには「強い相手を引いてこい」と言われていたという。

 優勝経験校同士の顔合わせに山口主将は「甲子園で名門と対戦できることに、わくわくしている」と前向きに受け止める。そのうえで、一つのエラーで勝敗が決まるロースコアの戦いになると予想した。倉野光生監督は「粘り強い『逆転の報徳』のイメージ」だという。2018年夏の全国選手権では3回戦で敗れており、その印象も残っているという。相手投手の攻略方法を問われると「相手の分析ではなく、自分のチームの準備をしたい」と話した。(渡辺杏果)