山川が左中間スタンドへ突き刺さる特大本塁打を放った(C)産経新聞社 山川穂高らしい、豪快な一打だった。 ソフトバンクの山川は、3月8日に行われたロッテとのオープン戦に「4番・一塁」でスタメン出場。初回、ロッテの先発で開幕投手にも指名…
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山川が左中間スタンドへ突き刺さる特大本塁打を放った(C)産経新聞社
山川穂高らしい、豪快な一打だった。
ソフトバンクの山川は、3月8日に行われたロッテとのオープン戦に「4番・一塁」でスタメン出場。初回、ロッテの先発で開幕投手にも指名されている左腕・小島和哉の直球を捉え、左中間スタンドへ突き刺さる特大本塁打を放った。今春の対外試合で9戦負けなしと絶好調を維持するソフトバンクの勢いを象徴するかのような一打だった。
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オープン戦4試合目の出場で、早くも第2号となる本塁打。第1号は5日に行われたヤクルトとのオープン戦で、ルーキー・松本健吾から本拠地初本塁打を記録していた。
ここまで、出場したオープン戦全ての試合で安打を記録。打率.444、本塁打2本、4打点と小久保裕紀監督の期待に見事に応えている。
この日は3回裏で早くもお役御免となったが、本塁打王3度を獲得した主砲が開幕に向かって順調に調整している。
山川は昨年、女性スキャンダルの影響で5月に戦線を離脱すると、9月には当時所属していた西武から公式戦無期限出場停止処分を科された。3月に侍ジャパンの一員として世界一に貢献した栄光から一転、1軍出場は17試合のみ、本塁打は8年ぶりの0本に終わった。
その後、故障者特例措置が適用されて国内FA権を取得すると、ソフトバンクに移籍。山川の判断には厳しい声が集まっていたのも確かだ。
そんな中、プレーではここまで満点回答をみせている。昨年10月のフェニックス・リーグで実戦復帰していたとはいえ、一線級の投手との対戦からは離れていた。不振に陥ってもおかしくない状況の中、開幕投手に指名されている小島から本塁打を放った価値は大きい。
潤沢な資金を武器に、今季も積極的な補強で戦力を整えたソフトバンク。パ・リーグを独走してもおかしくない戦力の中心に、山川がどっしりと座っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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