プロバスケットボールB1の茨城ロボッツは6日、水戸市のアダストリアみとアリーナでアルバルク東京と対戦し、96―99で敗れた。7勝35敗で全24チーム中22位。シーズン終了後にB2に落ちる「降格圏」の下位2チームは、この時点では脱している。…

 プロバスケットボールB1の茨城ロボッツは6日、水戸市のアダストリアみとアリーナでアルバルク東京と対戦し、96―99で敗れた。7勝35敗で全24チーム中22位。シーズン終了後にB2に落ちる「降格圏」の下位2チームは、この時点では脱している。

 この日、強豪相手に延長に持ち込んだロボッツ。負けが込んでいた1月下旬までとは見違えるほど、コートに活気があふれていた。満員の4771人の観客も割れんばかりの手拍子で選手を後押しした。

 2月16日に加入したばかりのルーク・メイ(27)が26得点と奮闘。「神様」と言われたマイケル・ジョーダンを輩出した米ノースカロライナ大出身で、トルコのチームからロボッツに加わった。勝負どころで3点シュートを決め、連係プレーで仲間の躍動を引き出した。

 試合後、平尾充庸(あつのぶ)主将は「加入した2日間でチーム全員の名前を覚えるほどコミュ力が高い。ハングリー精神も旺盛」とたたえた。ただ、試合には勝てなかった。「強いチームは、こういう試合を勝ちきれる。(ロボッツは)何が違うのかチームで共有したい。大勢の子どもたちに勝利を届けたかった」と話した。

 前節の2、3日、ロボッツは富山市で富山グラウジーズに93―83、90―89と、今季初めての連勝を飾った。ロボッツの残り試合は18だ。(河合博司)