不運もあって5失点を喫した山本。本人も課題は感じたようだ(C)Getty Images 現地時間3月6日(日本時間7日)、ドジャースの山本由伸はアリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦に先発登板。メジャー2度目…

不運もあって5失点を喫した山本。本人も課題は感じたようだ(C)Getty Images

 現地時間3月6日(日本時間7日)、ドジャースの山本由伸はアリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦に先発登板。メジャー2度目の登板となったが、3回6安打5失点の成績だった。

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 前回登板では圧巻の投球で鮮烈なデビューを果たした山本だったが、この試合では初回、一死満塁のピンチを招くと、犠牲フライと適時打を浴び3失点。2回は無失点に抑えたものの、3回には一死2、3塁のピンチで相手打者に2点適時打を浴び、追加点を奪われた。この試合では珍しく3四球を献上。ランナーをためると、相手打者に痛打されてしまった。

 地元紙『LA Times』は、試合後の山本がインタビューで語った内容を紹介。課題の残る登板となったが、右腕は「フォアボールを多く与えてしまい、調子が良くなかった」と制球が乱れた点を反省。しかし、「ひとつ良かったのは、試したいことを試せたこと。この試合ではいくつかのことを試していた」とも話し、収穫があったことも明かした。

 らしくない内容に終わった山本だが、この日“女房役”を務めたオースティン・バーンズ捕手は試合後のインタビューで「まだスプリング・トレーニング。この試合では不運な当たりもあった。彼も人間なんだ。普段の彼のような投球ができない日だってある」と右腕を擁護した。

 日本で圧倒的な成績を残した山本も、MLBの公式戦ではまだ1球も投げていないルーキー。バーンズは「(今日みたいな)荒波を乗り越えるのはいいことだと思う。野球は簡単ではない。彼はそこから学ぶだろうし、我々は前に進むだけだ」と、次回以降の登板に期待した。

 山本はこの試合で見つかった課題を修正し、次回登板では再び好投を披露することができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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