デビュー4年目の横山琉人騎手が、中山牝馬ステークス(4歳上・GIII・芝1800m)のフィールシンパシー(牝5、美浦・小島茂之厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。  横山琉人騎手は21年デビューの21歳。ルーキーイヤーは9勝に留まったが、2…

 デビュー4年目の横山琉人騎手が、中山牝馬ステークス(4歳上・GIII・芝1800m)のフィールシンパシー(牝5、美浦・小島茂之厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 横山琉人騎手は21年デビューの21歳。ルーキーイヤーは9勝に留まったが、2年目は34勝、3年目は23勝と、コンスタントに白星を重ねてきた。重賞は未勝利。しかしながら昨年のターコイズSではフィールシンパシーで2着に食い込み、存在感を見せている。

 そのフィールシンパシーとのコンビで、今週末は中山牝馬Sに挑戦だ。これまでの17戦のうち、15戦でコンビを組んでいる最良のパートナー。全4勝は自身の手綱で挙げたものだ。前走のニューイヤーSは自分の形に持ち込めなかった上、外目を回らされる展開が堪えて9着に大敗したが、決して力負けではない。前々走のターコイズSのようにスムーズに先行できれば、好勝負に持ち込める可能性は十分にある。

 21年デビューのジョッキーは8人。永野猛蔵騎手や永島まなみ騎手など実力派が揃っているが、引退した西谷凜元騎手も含め、誰も重賞を勝っていない。ここは絶好のアピールの場。同期一番乗りで重賞制覇を果たし、今年を飛躍の1年としてみせる。