18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に、16年ぶりに出場する宇治山田商硬式野球部の選抜旗授与式と壮行会が6日、三重県伊勢市の同校であった。選手らは約400人の在校生や教職員の激励を受…

 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に、16年ぶりに出場する宇治山田商硬式野球部の選抜旗授与式と壮行会が6日、三重県伊勢市の同校であった。選手らは約400人の在校生や教職員の激励を受け、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)での健闘を誓った。

 選抜旗授与式では、県高野連の前川欣也会長が「投手力、守備力、打力、機動力、洞察力、いろいろな力が勝負の分かれ目になる。山商はすべて総括したチーム力で戦ってきた。選抜大会で山商旋風を巻き起こし、三重県を元気づけるような戦いを見せて欲しい」とあいさつ。

 続く壮行会では、各選手が紹介され、生徒会役員の中川菜月さん(2年)が「甲子園は皆さんが目標にしてきた舞台。今までの練習の成果を存分に発揮し、山商らしく全力で戦ってきて下さい」とエールを送った。

 伊藤大惺主将(2年)は「勝ちきれなかった昨夏と昨秋の悔しさから粘り強さにこだわって練習してきた。甲子園では山商の名を全国に広めたい」と抱負を語り、村田治樹監督は「8日は抽選会で、いよいよという気持ち。応援も大きな戦力。甲子園のアルプススタンドからも大きな声援を」と呼びかけた。(菊地洋行)