重賞初制覇で完全復活をアピールするか。デビュー4年目の古川奈穂騎手が、グランスラムアスク(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)で中山牝馬ステークス(4歳上牝・GIII・芝1800m)に挑む。  古川奈穂騎手は21年デビューの23歳。1年目はケガに…

 重賞初制覇で完全復活をアピールするか。デビュー4年目の古川奈穂騎手が、グランスラムアスク(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)で中山牝馬ステークス(4歳上牝・GIII・芝1800m)に挑む。

 古川奈穂騎手は21年デビューの23歳。1年目はケガによる長期休養の影響もあって7勝に留まったが、2年目は10勝、そして3年目の昨年は25勝と大きく成績を伸ばした。一方、12月の中京での落馬により左鎖骨を骨折。復帰までに時間を要したが、先週日曜の阪神12R・4歳上2勝クラスをジュストコルで制し、復帰22戦目で今年初勝利を挙げている。

 勢いに乗って、今週は自身2回目のJRA重賞参戦となる。パートナーは所属する矢作厩舎のグランスラムアスク。これまで3勝を挙げている勝手知ったるパートナーだ。52kgというハンデも味方につけ、思い切った手綱捌きで波乱の立役者になってほしい。