第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する三重県立宇治山田商硬式野球部を励まそうと、同部OB会による出場記念パーティーが23日、三重県伊勢市内のホテルであった。20代から80代の卒業生やその家族…

 第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する三重県立宇治山田商硬式野球部を励まそうと、同部OB会による出場記念パーティーが23日、三重県伊勢市内のホテルであった。20代から80代の卒業生やその家族など約60人が参加し、16年ぶりの出場という快挙を祝った。

 パーティーには、野球部から村田治樹監督(53)や森山拓磨部長(28)が出席した。山商は、大会出場32校の中で数少ない公立校。OB会長の加藤雅也さん(56)は「公立校のプライドをもって、一つ(1勝)と言わず二つ、三つと頑張って下さい」とエールを送った。

 加藤さんは3年生の時、二塁手で主将を務めた。1985年夏の三重大会2回戦で敗れたことを振り返り、「自分たちは甲子園に届かなかったが、村田監督率いる今のチームがかなえてくれた」と喜ぶ。

 昨秋の東海大会も開催地の岐阜県まで足を運んだ。「超高校級のずば抜けた選手はいないが、よくまとまっている、いいチーム。1戦1戦強くなってきた」と選抜大会での活躍を期待している。(菊地洋行)