女子バスケットボールWリーグの山梨クィーンビーズ(QB)は3日、山梨県富士吉田市の鐘山スポーツセンター体育館で、新潟アルビレックスBBラビッツと今季ホーム最終戦を戦い、63―68で敗れた。成績は4勝18敗となり、アウェー4試合を残して上位…

 女子バスケットボールWリーグの山梨クィーンビーズ(QB)は3日、山梨県富士吉田市の鐘山スポーツセンター体育館で、新潟アルビレックスBBラビッツと今季ホーム最終戦を戦い、63―68で敗れた。成績は4勝18敗となり、アウェー4試合を残して上位8チームによるプレーオフ進出の可能性がなくなった。2部制が導入される来季では、下部リーグに回ることも決まった。

 前日、新潟には93―72で勝利を収めたが、この日は立ち上がりからリバウンドを奪われる場面が目立ち、相手ペースで試合が進んだ。

 前半は37―38と1点リードされて折り返し、第3クオーター(Q)終了間際には、3点シュートを決められて51―57と6点リードを許す。最終第4Qは、アンモールがたて続けにシュートを決めるなどして、一時は62―61と逆転に成功したが、新潟に3点シュートを決められて再逆転され、さらにフリースローで失点し、力尽きた。

 試合を通じて新潟が19本のフリースローをすべて成功させたのに対し、山梨は20本のうち8本失敗したのも痛かった。

 試合後、石川幸子ヘッドコーチは「プレーオフに行けない現実は受け止めなくてはならない。新潟のプレッシャーの前に、自分たちのプレーをコートで表現できなかった」と振り返ったうえで、「あと4試合、タフなディフェンスから速攻につなげるバスケットを徹底し、勝ちにこだわって戦いたい」と話した。(三宅範和)