奈良県で4~5月にある春季近畿地区高校野球大会県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)を前に、県高野連は3日、審判講習会を橿原市の佐藤薬品スタジアムで開いた。審判員約30人が参加し、発声や判定時の動作を確認した。 講習会はまず、座…

 奈良県で4~5月にある春季近畿地区高校野球大会県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)を前に、県高野連は3日、審判講習会を橿原市の佐藤薬品スタジアムで開いた。審判員約30人が参加し、発声や判定時の動作を確認した。

 講習会はまず、座学でルールの変更点を確認した。日本高野連は今年から、投手が投球動作の途中で上げた足を上下するなどの「2段モーション」に関する規則を削除した。県高野連の山田員巨・審判部長は「(ルール変更を受け)春の講習会が大事」と語った。

 続くグラウンドでの講習には西和清陵、大和広陵、高田商の計約100人の野球部員が協力。県高野連の山口彰博会長が「技術を磨くことが第一目標」とあいさつした後、基本動作やストライクゾーン、判定時の立ち位置などを細かく確かめていった。

 県高野連審判員で最年少の王寺工2年、丸山杏琉(あんり)さん(17)は「昨夏にデビューしたが、技術はまだまだ。将来は甲子園で塁審をしたい」と話した。(小西孝司)